車を新しく買おうと思い、愛車を売ろうと検討しているのであれば高く売りたいとお考えだと思います。
車を高く売るのには最適なタイミングはあるのか、その時期の目安がいつなのか気になるかと思います。
実は、車を高く売れる時期というものがあるんです!
少しタイミングをずらすだけでも高く売れて大きく特をすることがあります。
この記事では車を売るのに最適なタイミンや時期の目安について解説します。
※目次です※
車を高く売るには1月〜2月・7〜8月
中古車の市場価格は季節的な要因が大きく働いて需要も大きく変動します。
まず結論から言いますと、車をお得に売る時期は1月〜2月です。
次に狙い目なのが7月〜8月です。
ではなぜこの時期に高く売れやすいのか解説します。
3月と9月に中古車の需要が高まるから在庫を確保したい
3月と9月は年間を通して中古車の売り上げが多い時期です。
そのため、在庫確保のために1月〜2月と7月〜8月の時期が買取業者が最も買いたい時期なんですね。
特に売り上げが多いのが3月です。
その理由は就職などの新生活のスタートに向けて新しく車を購入する人が増えているという点があります。

9月も意外と転職や転勤による引っ越しが増える時期です。
それを機に車の購入を考える人が多くなります。
そのため、1月〜2月と7月〜8月が買取店が最も車を買いたい時期になりますので高く売れやすいということになります。
3月と9月は車買取店の決算期
1月〜2月と7月〜8月が最も買取で高く査定されやすい理由はもう一つあります。
それは3月が車買取業者の決算期で、9月が半決算期であることです。
決算期は売り上げ強化に乗り出す業者も少なくて競争が働きますので買取相場が上がります。
その理由からも買取の査定額が上がりやすくなります。
自動車税が課税される前に売るとスムーズ
1月〜2月が高く売れやすい理由はもう一つあり、それは自動車税が要員として挙げられます。
自動車税は車を所有している人にかかる税金です。
毎年4月1日時点での所有者に足しいて課税されます。
この税金は乗っている車の排気量によって異なり、毎年発生する税金です。
総排気量 | 税額 |
1L以下 | 29,500円 |
1L〜1.5L | 34,500円 |
1.5L〜2L | 45,000円 |
2L〜2.5L | 51,000円 |
2.5L〜3L | 58,000円 |
3L〜3.5L | 66,500円 |
3.5L〜4L | 76,500円 |
4.5L〜6L | 88,000円 |
6L〜 | 111,000円 |
軽自動車 | 10,800円 |
自動車税は基本的に前払いで払うことになりますので、4月1日以降に売ってしまうと還付手続きなどが必要になります。
そのため、車の売却が面倒になってしまうものです。
車を高く売るおすすめタイミング
車を売るタイミングとしては、時期だけでなく状態を見ることもポイントの一つです。
特に車の状態が良くないとリセールが難しいので思うような高額な査定がつかないでしょう。
故障や古くなりすぎる前の適度なタイミングを見ることも適切なタイミングと言えます。
5万キロ・10万キロを超える前
中古車の相場は、走行距離が5万キロを境に価格が変動します。
次に大きく下がるタイミングは10万キロです。
そのため、走行距離が5万キロや10万キロに近いようであれば、達する前に売ることもポイントになります。
一般的な車の寿命は経過年数10年や走行距離10万キロと言われています。
今の車の技術ではタイミングベルトなど消耗品をしっかりと交換し、メンテナンスを行えば15万キロ以上は走行できます。
そうはいっても経過年数10年や10万キロ超えは「寿命」というイメージが強いので、敬遠されてしまいがちです。
そのため、10万キロを超える前の早めに売ってしまった方が超えた場合よりも高額な査定がつきます。
車のモデルチェンジ前
今の車がモデルチェンジして新型が出るとその車は古いモデルになります。
古いモデルになると査定額が下がる傾向があります。
新型が出ると他の人も買い換えようと考えて一気に中古車市場にその車が溢れて在庫が増えます。
そのため、現行モデルに乗っている方で買い替えを検討しているのであれば新しいモデルが出るという情報が出たタイミングで検討するといいでしょう。
ちなみにですが日本では1〜2年に一回マイナーチェンジが実施され、4〜6年に一回フルモデルチェンジが実施されます。
この時期を頭に入れておいてタイミングを考えるのもいいでしょう。
車種によっては行楽シーズン前に売れやすい
車を売る時期は1〜3月や7月〜8月がいい時期ですが、車種によっては高額で査定されやすい時期があります。
例えば10月からは車の需要が下がる時期ですが春先や夏前などの行楽シーズンの前にはファミリー層を中心にミニバンやコンパクトカーの人気が高まります。
夏になるとキャンピングカーやオープンカーの需要も高まります。
冬場になるとスキーやスノーボードなどウインタースポーツの季節になりますので四駆やSUVなどが売れやすくなります。
ただし、タイミングを狙いすぎて売らずに置いておくよりは早めに売った方がいいパターンもあります。
参考程度に思ってください。
人気が高いタイミング
人気がある車種は常に需要が高いため、中古車の販売価格は上昇します。
どうしても長く所有しておきたいと思わないのであれば、人気が高い時期に売るのも一つの手段です。
すでに市場に出回りし尽くした場合は飽和状態になるので売れにくくなります。
なので、ブームが去った後は価格の落ち幅は大きくなります。
1ヶ月前よりも価格が大幅に下がるということがありますので、人気が高いうちに売ることも一つの手段です。
車検と通す直前で売ることもおすすめ
車を売る最適なタイミンングの一つには車検前があります。
車は車検を通した方が高く売れそうんイメージを持っている人が多いですが、実際は車検を通した後でほとんど価格差は見られません。


車検にかかる費用の相場
車検にかかる金額が自動車の種別で異なります。
軽自動車:5〜7万円
小型乗用車(総重量1.0t以下):6〜8万円
中型乗用車(総重量1.5t以下):7〜9万円
大型乗用車(総重量2.0t以下):8~10万円
大型乗用車(総重量2.5t以下):9~11万円
あくまでも相場なので多少の違いはあります。
軽自動車でも整備費用で10万円以上になる場合もあります。
車検を通したことで買取の査定が10万円以上プラスされるということはありません。
せいぜい3万円程度と考えると車検前に売ることをおすすめします。
車検の1〜2ヶ月前に売るのが最適
車検の1〜2ヶ月前に売却するのが最適です。
その理由は車検が切れる12ヶ月前からプラス査定になることはほとんどないからです。
プラス査定にならないのならギリギリまで乗った方が最適です。


ちなみにですが車検が切れてからでもいいのではないかと思う方もいますが、車検切れで1年以上経過した車はマイナス査定になります。
車検が切れると乗れないので部品が劣化してしまうことからも次の人に売りにくくなるからです。
1年以上でなければ問題は少ないですが、車検が切れるギリギリの前に売っておいた方がいいでしょう。
まとめ
車を売る最適な時期やタイミングを紹介しました。
・1月〜2月、7月〜8月
・5万キロや10万キロを超える前
・車のモデルチェンジ前
・車種によっては行楽シーズン前
・人気が高いタイミング
・車検が切れる1ヶ月前〜2ヶ月前
以上のような時期に売ると高額な査定がつきやすくなります。
しかし、車は時間が経つとともに査定額は下がっていきます。
そのため新しい車に乗りたいと思った時が買い替えに最も良いタイミングをいうこともあります。