各ナンバーの特徴

【2ナンバーの費用は?】自動車税・保険料・車検・重量税などを総まとめ

 

車には0〜9までのナンバーがあります。

ナンバープレートの3桁の番号で2から始まるものが2ナンバーの車です。

自動車はナンバーによって維持費が異なります。

自動車税、重量税、自賠責保険、任意保険、駐車場代も異なります。

この記事では2ナンバーの維持費やどのような免許が必要なのか、またどのような車が2ナンバーになるかなどについて解説します。

 

車の2ナンバーとは

車のナンバーは国土交通省が決めています。

画像引用元:国土交通省

 

車のナンバーはナンバープレートを見ればわかるようになっています。

上記の画像は「品川500」となってますね。

この場合車のナンバーは5ナンバーです。

1ナンバー:普通貨物自動車

2ナンバー:普通乗合自動車(バス)

3ナンバー:普通乗用自動車

4ナンバー:小型貨物自動車

5ナンバー;小型乗用車or小型乗合自動車(バス)

このように区分されています。

一般ナンバーは3ナンバーや5ナンバーです。

車はこのように「普通車」か「小型車」、「乗用」か「乗合」で分かれています。

 

どのような車に2ナンバーをつけるのか

車の2ナンバーにはどのような車なのか問いますと、代表的なものはバスです。

自動車登録規則第13条・別表2では「人の運送の用に供する乗車定員11人以上の普通自動車」と定められています。

乗車定員11名以上の普通自動車というものは国土交通省の通知「自動車の用途等の区分について」で「乗合自動車等」として定義しています。

 

以上のことから2ナンバーが与えられる車は11人以上が乗れることができるマイクロバスと呼ばれる車やバスののことだと考えてください。

 

2ナンバーの車を運転できる免許とは

2ナンバーの車は車の種類よって運転できる免許が異なります。

11人以上の乗車人数のマイクロバスの場合は中型免許が必要です。

30人以上の乗車人数の大型バスの場合は大型免許が必要です。

どちらも普通運転免許では運転することができません。

 

中型免許がなかった2007年6月以前に取得して普通免許(通称8t限定中型免許)や2017年から新しくできた準中型免許でも乗車定員11人以上の車は運転することができません。

 

2ナンバーの税金や車検・保険料など維持費用について

 

2ナンバーの維持費用を紹介します。

・自動車税

・重量税

・自賠責保険

・任意保険

以上の費用について解説します。

またそれ以外の高速道路料金や駐車場代も紹介します。

 

2ナンバーの自動車税

2ナンバーの自動車税は排気量ではなくて乗車定員で税額が決まります。

乗車定員が30人以下の場合は営業用でない限り33,000円となっています。

それ以上の区分では31人・41人・51人・61人・71人・81人以上となり最大で83,000円です。

 

2ナンバーの重量税

重量税は車体の大きさやエコカー減税が適応されるかどうか、またエコカー減税が適用されない車両の場合はその年すなど車両の条件によって細かく決まります。

エコカーだと減税が適用されますので税額が安くなります。

2ナンバーの税金は排気量で考えると割安と言えます。

 

2ナンバーの自賠責保険

自賠責保険は「自動車損害賠償保証法」で交通事故で被害にあった方の対人賠償の支払い目的とした強制保険です。

国土交通省では交通事故による被害者の保護と自動車運送の健全な発達を目的に全ての車に加入することが義務付けられています。

保証される限度は脂肪では1名ごと3000万円、後遺障害では4000万円、障害は120万円となっています。

 

2ナンバーのマイクロバスの自動車保険は以下の通りです。

12ヶ月:16,420円

13ヶ月:17,380円

普通車は12ヶ月で15,600円、13ヶ月で16,350円なので少し割高ですね。

 

2ナンバーの任意保険

任意保険へ普通の乗用車に乗っていた保険があっても等級を引き継ぐことができません。

また、2ナンバーを取り扱っている次走者保険会社も多くないので、保険会社間の競争が少ないです。

そのため、新規の加入となるので比較的に高くなってしまいます。

 

2ナンバーの高速料金

2ナンバーの車料金区分は中型車と大型車、特大車です。

中型車は乗車定員11人以上29人以下で車両総重量8t未満のものです。

大型車は乗車定員30人以上または車両総重量8t以上の路線バス、及び車両総重量8t以上で乗車定員29以下かつ車長9m未満のものです。

特大車は乗車定員30人以上のもの、または車両総重量8t以上で車長9m以上のものです。

個人で所有する2ナンバーはほとんど中型車になります。

普通車と比較すると中型車の方が高速道路の料金は割高になります。

普通車の高速料金のおおよそ1.6倍ほどと思っていた方がいいです。

 

2ナンバーの駐車場代

2ナンバーの車であるマイクロバスを止めるには駐車場が必要です。

これはマイクロバスのサイズ的にも普通の駐車場に駐車することだできないので、駐車場の確保が困難になります。

自宅ではマイクロバスを止めるスペースがない場合は駐車場の確保が必要で、地域によっては駐車場代が高額になります。

 

マイクロバスを自家用車として購入するためには警視庁に車庫証明を提出する必要があります。

自宅の敷地が広くてマイクロバスを停車できそうなスペースがあれば問題ないですが、駐車場を探すのは苦労することが多いです。

最長でも7mくらいを止めれて自宅から直線距離で2kmを超えてはならない範囲で探し、かつ車校や車幅お大丈夫かどうか確認するようにしましょう。

 

2ナンバーのマイクロバスは点検が大変

 

2ナンバーのマイクロバスは所有する場合に運行開始前の定期点検と3ヶ月毎に定期点検を行うことが国土交通省により省令として出されています。

これは自家用車でも行わないといけません。

 

マイクロバスの運行前点検(日常点検)

マイクロバスの運行前点検は日常点検とも言われています。

点検は自動車の走行距離、運行時の状態等から判断した適切な時期に国土交通省令で定める技術上の基準により、灯火装置の点灯、制動装置の作動、その他日常的に点検すべき事項について目視等で点検しなければいけません。

点検項目は以下の通りです。

・ブレーキ

・タイヤ

・バッテリー

・エンジン

・灯火装置

・ワイパー

・エアタンク

ワシ
運行前点検は国土交通省のサイトで詳しく解説していますので確認しておくと良いですよ。

 

マイクロバスの3ヶ月定期点検

3影ちまいの定期点検ではブレーキ状態やタイヤ、サスペンション、クラッチ、バッテリーなど安全に走行するための各部所の確認と点検を行う必要があります

3ヶ月毎の点検の他には必要条件として1年ごとの車検が必要です。

マイクロバスは所有する人が乗車する人の命を預かるという義務だと考えて、多少面倒でもしっかりと点検はしないといけないと思っておいたほうが良いでしょう。

 

マイクロバスはこのように定期点検が必要なので、頻繁に使うなら良いですがたまにしか使わないなら貸切バスやレンタカーを利用することも考えると良いでしょう。

 

まとめ

2ナンバーは人の運送の用に供する乗車定員11人以上の普通自動車につけられる車で主に大型バスにつけられます。

個人で所有する車ではマイクロバスがこれに該当します。

自動車税は営業用でなければ33,000円です。

重量税はエコカー減税があるかないかで変わってきます。

2ナンバーのマイクロバスの自動車保険は以下の通りです。

12ヶ月:16,420円

13ヶ月:17,380円

任意保険や高速道路料金は割高です。

維持費としては駐車場のことも考えないといけません。

定期的に利用しないのであればマイクロバスをレンタルするということも考えてみると良いでしょう。

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